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沖縄の米軍基地

 沖縄は戦後、米軍による統治をうけてきました。1972年の復帰後、日本国に復帰しましたが、未だに多くの基地や軍施設が残されています。場所的にも大陸への拠点としての利用から今後もこのような状態は続くでしょう。今も空にはジェット戦闘機が爆音を立てて飛んでいます。北部の演習場では銃を構えた米兵が住宅地近辺まで活動しています。
 しかし、基地無しでは生活できない現状があります。内地に比べ、経済レベルが低い沖縄では基地内の仕事、基地交付金などが生活をする上で必要です。
 近年、観光産業が盛り上がり、沖縄経済を牽引するような報道もありますが、観光分野や企業誘致など、経済の発展のために整備されてきたインフラなどは、迷惑施設である基地とセットでの国税投入での賜物です。表向きはそのような表現はされていないため、経済発展の際には基地と切り離されて話されますが、基地のある市町村は色々な箱物施設、インフラ整備が整っています。
 産業がほとんどなかった辺野古に、多くの施設、例えば沖縄高専やメディアセンターが建ち、未来都市のようになっているのは何故か、人口規模からすると大きな役場がある嘉手納町、県内各地で様々な名目で次々と施設が建ちます。

沖縄の米軍

 沖縄は日本国内の米軍基地の実に75%もの面積をもつ県です。県の面積の約1割、沖縄本島の2割もの面積が米軍の施設になっています。また、軍人、軍属、家族を合わせると4万5千人もの軍関係者が住んでいます。
 嘉手納基地の北面にある安保の丘道の駅「かでな」の屋上からは、嘉手納基地がよく見えます。平日の日中にはジェット戦闘機が頻繁に離着陸しており、B級の映画よりも迫力があります。
沖縄県基地対策課



基地を抱える問題

 米軍施設の多くは、演習場や弾薬庫といった比較的静かな施設ですが、嘉手納基地、普天間基地などは頻繁にジェット戦闘機が離着陸するため、近隣では非常に騒音公害といった問題があります。また、しばしば米軍関係者による暴行、窃盗、無賃乗車、買春等の問題も発生しており、特に夜間には米本土に近い治安の地区もあります。

基地で資産活用

 基地内は施設管理のため、電気、飲食、広報等様々な作業があるため、復帰前から仕事場として多くの人が働いています。
 ところで、県内の不動産屋や道沿いの捨て看板を見ていると「基地土地売買」といった文字を見かけたことがあるでしょう。沖縄では基地の土地が資産として活用されています。もちろん、家を建てたり、畑にしたり出来ませんが、年間いくらかの地代が入ってきます。相手は国なので確実な収入源として売買されているのです。

最大の問題

 米軍基地に関しての最大の問題は、「基地反対」というスローガンが、必ずしも反対意見ではないということです。というのが、基地があることで国からの交付金や補助金等が交付されているわけで、それにより地元の産業や経済がなりたっています。しかし、基地が無くなってしまうと、一気に夕張市のようになってしまう恐れもあるし、基地で働く人や地権者の収入源がなくなり、経済が益々さめてしまいます。このようなことから「基地反対」には平和的に主張している人だけでなく、基地関連補助金を引っ張るためのアジテーションという意味もあるということです。また、左翼による世論の混乱という面も多くあります。米軍による多くの問題はあるけれども、それ以上にメリットも多く、特に復帰前は米軍から流れてくるドルや物資などで、生活的には内地とあまり変わらなかったという話もあります。
 また、上記にも掲載しましたが、基地の地代を収入源にしている人にとっては基地がなくなることで、収入源が無くなってしまいます。しかも、土地が戻ってもどうすることもできず(いまさら耕そうともしない)、逆に固定資産税のため収入から出費になるなどの問題があります。だから読谷の米軍施設の土地が帰ってきましたが、地主は収入源について村や県に要望を出しています。あれだけ返還を叫んでいたのに、返ってくるとそれはそれでまた要望する、おかしな話です。

市内での米兵の問題

 那覇市内の国際通りでは、土曜日や日曜日ともなると夜間に多くの米軍兵が飲みに現れます。観光客が多いこの通りでも、よく女性に声をかけたりしているので、夜間うろつく時には注意が必要です。
 また、観光ホテルは少ないですが、沖縄市のゲート通り周辺でもごくありふれた光景で、地元民はある程度慣れていますが、観光客にはちょっと刺激が強いので、夜間には用心しましょう。





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