沖縄移住情報
準備と各種手続き 仕事、住居探しから引越後の生活

沖縄移住情報トップページ沖縄の生活環境・文化>沖縄の暦(旧暦)


沖縄の暦(旧暦) 年中行事について



 沖縄では、内地と同じく一般に利用されている新暦(太陽暦)で社会が流れていますが、集落行事や家庭内行事などは、旧暦(太陰太陽暦)で動いています。また、旧暦は月の満ち欠けを基に作られているので、潮の満ち引きが解るため、糸満などの漁村でも旧暦を中心に動いており、正月も旧正月を盛大に行っています。
 一般家庭でも盆は旧暦の旧盆で行い、会社も旧盆休みなどがあります。この日は帰省ラッシュで高速道路の許田ICとかで渋滞したりします。
 このようなことから、沖縄の手帳には旧暦や行事が必ず入っています。
 旧暦が解ると潮の満ち引きがわかります。海水浴や釣りに行くときに便利ですよ。
 ちなみに、旧暦の日から干潮、満潮の時刻がだいたい解ります。ただし、干満には色々な要素があるので、厳密な時間は沖縄手帖を見て確認してくださいね。
 日に8をかけた積の十の位が時、一の位に6をかけた積が分となります。これが干潮時刻、満潮は6、18時間後、2回目の干潮は12時間後です。
 例:3月9日の場合
   9×8=  ×6=12 →12分(干潮) 13時12分(満潮)、19時12分(干潮)



沖縄旧暦行事予定カレンダー

旧 暦
行 事名
備考
 1月 1日
正月
お茶を仏壇に供える。火之神御願。年始回り。
 1月 3日
初起し(はちうくしー)
農村では初原。漁村では船越しと呼ぶ。農家では一鍬入れる儀礼、農具への安全祈願などがあり、漁村では船に供え物をして豊漁や航海安全を願う。
 1月 4日
御願立て(うがんだて)
火之神を家に迎える日。かまどの前で香をたき、うがんぶとぅち(12月24日)で昇天した火之神を新たに迎える。地域によっては大晦日や元旦など、降りてくる日が異なる。「ひぬかんうんけー」ともいう。
 1月 7日
七日節句
七草の雑炊(ナージューシー)を仏壇や火之神に供える。
 1月16日
十六日祭(じゅうるくにち)
後世(ぐそう)の正月で墓前祭。主に山原、宮古、八重山。もちや豆腐を入れた重箱を持って墓へ出かけ、盛大に祖先の霊を慰める。
 1月干支日
トゥシビー祝
正月中に干支年の生れ干支日に祝う。
 1月20日
二十日正月
正月の終わり。正月飾りを外す。
 2月15日
二月ウマチー(にんがち)
麦の初穂祝い。女の針仕事をしてはいけない日。
 2月
屋敷御願(やしちぬうがん)
主婦が家で家族の健康安全を祈願する。
 2月
彼岸
豚肉、天ぷら、豆腐、かまぼこ、餅を仏壇に供え、紙銭(うちかび)を焼く。
 3月 3日
浜下り(はまうり)
三月御重とフーチムチ等を盛って、浜に出て穢れを落とし、健康祈願する。「三月御重」は、料理と赤飯、よもぎもちが一段ずつ詰められる。「三月菓子」が作られる。
干潮時の潮位が低いので潮干狩りに出かける人が多い。
 3月15日
三月ウマチー(さんがち)
麦の収穫祭。
 3月
虫払い
田畑の害虫を集め海に流し、豊作を祈る。
 3月
清明祭(しーみー)
門中で行う先祖祭。門中墓に各自持参の御重を供える。
 4月
畦払い(あぶしばれー)
田畑の除草を行い、害虫を払う。仏壇に豊作を祈願する。
 5月 4日
四日の日
豊漁祈願で爬竜船(ハーリー)が行われる。
 5月 5日
五月五日(ぐんがちぐにち)
端午の節句。仏壇に、あまがしとしょうぶを供え、無病息災、健康を祈願する。
 5月15日
五月ウマチー
稲の初穂祭。石垣で米スクマ願いと呼ばれる。
 6月15日
六月ウマチー
稲の収穫祭。新米を御嶽に供える。豊饒の感謝祭。
 6月25日
六月カシチー
稲の収穫祭。夕飯に新米の強飯(カシチー)を炊いて仏壇に供え、収穫を感謝するとともに豊年をことほぐ。
 7月 7日
七夕
墓を掃除し、盆が近づいたことを報告する。墓前に線香や酒、お茶を供える。
 7月13日
盆(ウンケー)
先祖のお迎え日。仏壇に果物、さとうきびを供える。夕方に門前で線香をたき、家族で先祖の霊を迎える。七品を入れた「ウンケージューシー」を作る。仏前の明かりは絶やさないようにする。
 7月14日
盆(ナカヌヒー)
中の日。三度の食事と間食を仏前に供える。親戚まわりを行う。
 7月15日
盆(ウークイ)
先祖を送る日。夜に家族全員が仏前に集まり、人数分の線香を供えて紙銭を焼く。仏壇の供物を片づけ、火のついた線香を家の外に出し、霊を送り出す。エイサーは先祖を送り出すためにウークイの後に行われていた。
 7月
海神祭(うんじゃみ)
豊作を祈願する。
 8月 8日
トーカチ
米寿の祝い。米寿を迎えた人が一番座に座り、たらいに米を盛って斗掻き(トーカチ)に見立てた竹筒を立て、来客に酒を振る舞う。
 8月10日
八月カシチー
小豆入り強飯、豚肉、豆腐、大煮、小煮等を仏壇に供える
 8月15日
十五夜(じゅぅぐやー)
月祭り。月を拝み、餅に小豆をまぶした吹上餅(フチャギモチ)を仏壇や火之神に供え、家族の健康を祈る。
 8月
屋敷御願(やしちぬうがん)
主婦が家で家族の健康安全を祈願する。
 8月
彼岸
2月の彼岸と同じ。
 9月7日
カジマヤー
97歳の祝い。風車(カジマヤー)で飾り立てた車で練り歩く。
 9月9日
九月九日(くんがちぐにち)
重陽の節句。酒に菊の花を浮かべ、仏壇や火之神に供え、家内安全を祈願する。菊の香りは邪気を払うと言われている。
 9月
パーントォ
宮古島で仮面神が泥を付け回し、災いを払う。
10月
種子取祭(たねどぅい)
八重山で甲、乙の日に行う農耕祭。
11月13日
冬至
冬至雑炊(トゥンジージューシー)を仏壇に供え、冬を告げる。トゥンジージューシーはサトイモや田芋を使った雑炊。
12月 8日
ムーチー
鬼餅。月桃の葉に包まれた餅を仏壇や火之神に供え、家族の健康を祈願する。
その年に子供が生まれた家では「初ムーチー」を作り、親戚や近所に配る。
12月24日
御願解き(うがんぶとぅち)
今年の火之神の祈願を解く日。神前を清め、洗米を供える。
この日に火之神が昇天するともいわれる。
12月
屋敷御願(やしちぬうがん)
主婦が家で家族の健康安全を祈願する。


トップページにもどる
沖縄移住情報トップページ沖縄の生活環境・文化>沖縄の暦(旧暦)
All contents are copyrighted by ryukyulife from 2007
沖縄  移住  旅行  求人  住居  写真 


inserted by FC2 system