沖縄移住情報
準備と各種手続き　仕事、住居探しから引越後の生活

　沖縄には電車網がありません。かつては、軽便鉄道といって木材とか資材を運ぶ列車が走っていましたが、先の大戦で無くなりました。今は那覇空港から首里まで都市モノレール「ゆいれーる」が走っています。今後、西原町まで拡張されますが、まだルートが決まっていません。ただ、ゆいれーるは人の流れをもとに架線したのでなく、どちらかといえば、立ち退き等が進みやすい場所を選んでいるので、あまり便利ではありません。地図で見ると一目瞭然です。
　というわけで、沖縄では通常、車で移動します。完全に車社会です。もちろん、バスやタクシーも有ります。ただ、バスは時間がかかるし、乗換の煩わしさから、那覇市内に仕事先がないかぎりあまり使われていません。また、タクシーの料金は内地にくらべ非常に安い（初乗り450円～500円）のですが、給料も安いので頻繁には使えません。もっともここ最近の飲酒運転が厳しくなっていることから、飲み帰りにはタクシーや運転代行を利用することが多くなっています。

内地との交通の違い

　交通ルールは内地と同じです。復帰前までは右側通行でしたが、1978年７月30日以降左側通行になりました。車で走ると時々当時のなごり交差点があったりします。
　あと、高齢者も比較的車を利用するためか、運転速度は遅いです。制限速度より遅いどころか、どんな道でも30km/hぐらいで走っていたりします。それなら急ぎの人には迷惑程度ですが、もっと危ないことは、前しか見ていない車が結構あります。指示器も付けずに急に曲がったり割り込んできたり、後がいるのに知り合いを見かけると道路で停車したり、脇道から急に出てきたりと事故につながるようなことも多々あります。
　うちなんちゅう（沖縄人）は、人がいいからゆずってくれると思ったら大間違いです。基本的に沖縄人は自己中心的です。気を付けないと事故に巻き込まれます。スーパーとかの駐車場でもバックで駐車しようとすると、あとから来た車が前からつっこんで駐車したりします。

気を付けないといけないのはＹナンバー

　内地ではあまり見かけることは無いと思いますが、沖縄ではＹナンバーを付けた車が走っています。これは米軍やその軍属、ようは基地関係者の自動車で「ヤンキー（アメリカ人）」のＹという噂もありますが、「Ｙokohama（横浜）」のＹです。
　このＹナンバーの車は気を付けないといけません。というのも、未だに治外法権となることが有ります。運転が荒いということもありますが、事故を起こすと警察も来ますが、軍警（ＭＰ）が処理に当たります。また、保険は入っていません。となると完全に保証される可能性が極めて低いということです。特に土日はよく走っていますので、なるべく避ける方が良いでしょう。自分の身は自分で守らなければいけませんよ。

移動には高速道路、でも注意が必要

　沖縄では高速道路は本島で２本、沖縄自動車道と那覇空港自動車道が走っています。沖縄自動車道は首里城近くの首里から許田まで延びており、那覇空港自動車道は豊見城から西原Jctで沖縄自動車道に接続しています。那覇空港自動車道は豊見城から先も空港に向けてどんどん延びており、中部～北部観光のアクセスに便利になるでしょう。
　高速道路は朝夕の通勤時間を除くと比較的すいていて快適なのですが、時には日中でも渋滞することがあります。それは、先祖供養等で北部への帰省ラッシュの時です。正月、旧正月、十六日祭（旧１月１６日）、清明（４月頭）、旧盆は許田IC辺りが渋滞することがあります（参考：沖縄の暦）。
　車の流れはだいたい制限速度（80km/h）ぐらいで走っていますが、観光客、営業車、Ｙナンバーなどは結構飛ばして走るので注意が必要です。もちろん速度取締機も沖縄市辺り（コリンザが見える付近）に設置されています。また、覆面パトカーも目を光らせています。特に内地では高速道路は100km/h制限速度に慣れていると、無意識のうちにスピード違反で挙げられてしまいます。一番気を付けなければいけないのは、オジイやオバアの運転する車です。高速道路でもゆっくり走っているだけでなく、指示器無しの急な割り込み、さらに、一般道の信号を見間違って停車している車がたまにあるということです。沖縄南から少し南にいった上り車線でトンネルがあって、一般道の高架橋が続いているところです（地図）。確かに遠くから見ると一般道の信号が見えるのですが、そもそもトンネルの緊急信号以外に高速道路に信号があるわけないので、普通は止まらないのですが。。。





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